125cc以下の原付バイクに任意保険は必要??

投稿日:2020年6月2日 更新日:

日常生活の中で利用される方も多い原付バイクですが、実際任意保険に加入されている方は多くありません。

自賠責保険と任意保険

原付で事故を起こした際に補償を受けられる保険は自賠責保険と任意保険の2種類があります。自賠責保険と任意保険がそれぞれどのような保険なのか紹介します。

自賠責保険

自賠責保険は別名「強制保険」と呼ばれています。公道を走る全ての車やバイクに加入が法律上義務付けられており、もし加入しないで公道を走行した場合、自動車損害賠償保障法違反となり、1年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科せられます。また、6点の違反点数が付き、過去に違反がなくても30日間の免許停止処分となります。過去3年の累積点数や前歴によってはさらに重い処分となることもあります。

自賠責保険の補償内容は以下の通りです。

  損害の範囲 支払限度額(被害者1名あたり)
傷害による損害 治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料 最高120万円
後遺障害による損害 逸失利益、慰謝料等 神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害を残して介護が必要な場合
      常時介護のとき:最高4,000万円
      随時介護のとき:最高3,000万円
後遺障害の程度により
第1級:最高3,000万円~第14級:最高 75万円
死亡による損害 葬儀費、逸失利益、慰謝料(本人および遺族) 最高3,000万円
死亡するまでの傷害による損害 (傷害による損害の場合と同じ) 最高120万円

任意保険

任意保険とは、文字通り任意で加入する保険で、強制加入である自賠責保険の上乗せの補償を受けられます。任意保険は任意加入なので、加入していなくても自賠責保険のような罰則はありません。事故で死傷させてしまった相手への賠償、事故で相手の物を損傷させてしまったときの賠償、事故による自分のケガへの補償、事故による自分のバイクへの補償などが受けられます。自賠責保険の補償は一律ですが、任意保険では自分で補償の範囲をある程度自由に設定することができます。

補償の対象
他人への賠償 ・対人賠償責任保険
 ※自賠責保険では足りない不足分
・対物賠償責任保険
ご自身の補償
(同乗者)
・人身傷害保険
・搭乗者傷害保険
・車両保険

自賠責保険だけでは不十分??

自賠責保険は契約者のためというよりは被害者救済のための保険です。最低限の補償しか含まれておらず、実際に事故を起こしてしまったときに自賠責保険の範囲だけでは済まないことが多くあります。

自賠責保険の補償範囲は限られている…

自賠責保険で補償の対象となるのは対人賠償のみです。原付に乗っている時に、事故でモノに損害を与えた際の賠償責任を補償してくれる対物賠償保険は範囲対象外です。

また自分のケガやバイクも補償対象外です。自賠責保険しか加入していないと、怪我の治療費やバイクの修理代などは自己負担する必要があります。

補償額が不十分な場合も…

対人賠償についても十分に備えているとは言えません。自賠責保険で補償されるのは死亡事故の場合で最高で3000万円、後遺障害でも最高で4000万円です。しかし事故によっては、億を超える賠償責任が発生する場合もあります。原付でも大きな事故を起こす可能性はあります。万が一の高額な賠償責任に備えておくためにも、任意保険は必要になります。

原付バイクで保険を選ぶポイントは??

バイク保険を選ぶ際は対人賠償、対物賠償、搭乗者傷害、人身傷害の各内容を踏まえて、ロードサービス等の保険会社独自のサービス内容を含めて検討を行いましょう。検討を行う際は複数社から見積もりを取るとよいでしょう。また保険料を抑えたい場合はダイレクト型がお勧めです。

バイク保険の基本的な内容は??

それではバイクの任意保険の基本的な内容はどのようになっているのでしょうか。以下に一覧をまとめておりますので、是非参考にしてみてください。

詳細
対人賠償保険

事故の相手を死傷させて損害賠償責任を負った場合に、自賠責保険の保険金額を超過した部分の保険金が支払われる保険。

対物賠償保険

事故によって相手の財物や設備などに損害を与えた場合の賠償を補償する保険。事故相手の車両だけでなく、電柱やガードレールなどに損害を与えた場合も補償されるという特徴がある。

搭乗者傷害保険

バイクに搭乗している人が事故によって死亡した場合や入院・通院をした場合に、人身傷害保険とは別計算で定額の保険金が支払われる保険。保険金額は死亡時に最大で1,000万円ほどで、ケガでの入院や通院の場合は、部位や症状によって10100万円ほどとなる。

人身傷害保険

事故によってバイクに乗車している人が死傷した場合の補償。過失割合によらず、治療費用などの実費に対して保険金が支払われる。交通事故によって発生した、ケガの治療費や休業による損害、精神的な損害など様々な損害を補償する。

それ以外にもこんな補償が!

バイク保険には上記以外にも様々な補償内容があります。

詳細
車両保険

事故によって自分のバイク本体や装飾品が損傷した場合の修繕費用を補償する保険。自損事故や盗難による損害は基本対象外となるため注意。盗難については盗難補償特約で備えることができる。

自損事故保険

バイクを運転する人が単独で起こした事故などで運転者自身が死亡した際に、定額の保険金を受け取れる保険。基本的にはバイク保険に自動で付帯されていることが多い。

無保険車傷害保険

事故の被害にあった際に加害者である相手が自賠責保険や任意保険に加入していないなどで、賠償能力が十分でない場合を補償する保険。バイク保険に自動で付帯されていることが多い。

125㏄以下の場合は??

125㏄以下のバイクの場合、自動車保険のファミリーバイク特約を利用することで保険料を抑えることが可能です。同居中の家族が自動車保険に加入している場合はファミリーバイク特約を検討してみてもよいでしょう。

未成年者の場合は年齢制限に注意!

未成年の場合、保険会社と単独で契約することはできません。バイク保険を契約するためには、親が保険の契約者で本人は記名被保険者になる場合、親の同意のもと本人が契約者となる場合、もしくは同居家族の自動車保険にファミリーバイク特約を付帯する場合の3通りがあります。

ファミリーバイク特約も選択肢に!

原付バイクの場合、単体の任意保険に加入するほかに自動車保険のファミリーバイク特約で補償を受けるという手もあります。自分が車を持っていなくても同居する家族が車を持っていれば、その車の自動車保険でファミリーバイク特約を付ければ補償対象となります。

ファミリーバイク特約では、自動車保険の記名被保険者(車を主に運転する人)と配偶者、同居の親族、別居の未婚の子が原付バイクを運転中の事故でケガをした場合や事故の相手方に対する法律上の損害賠償責任が生じた場合に保険金が支払われます。相手への補償については自動車保険の主契約と同じです。また、原付バイクであれば借りたバイクでも補償を受けられます。

ただし、自分のケガについては気を付ける必要があります。自損傷害型と人身傷害型の2つのタイプがありますが、自損傷害型の場合は自損事故か無保険車との事故のときのみに保険金が支払われます。また、任意保険であるようなロードサービスを受けられない可能性が高いです。

ファミリーバイク特約のもう一つの特徴として、等級が存在しないことがあります。そのため、事故を起こしても保険料は変わりません。しかし、等級が進むことによる割引もないので、長い間契約するのであれば任意保険の保険料のほうが安くなる可能性があります。

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